ジェレミー・シーゲル:年内の法人減税はMust

ジェレミー・シーゲル
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いつも強気と明るさに溢れているウォートンの魔術師Jeremy Siegel教授が、珍しく堅い顔で熱弁を振るった。
市場は年内の法人税減税を切望しており、実現しなければ大きな期待外れになると警告した。

「要は期待だ。
市場は法人税改正を切望している。
今年実現しなければ、大きな期待外れになる。」

シーゲル教授はCNBCで強調した。
強気派の教授が予想する以上の勢いで上昇を続ける株式市場に、楽観論で鳴らす教授もさすがに前提を確認するかのようだ。
法人税減税は株価に直結する要因だ。
法人税率とは税引前利益を政府と企業・株主に配分する際の比を表している。
法人減税は政府の取り分を減らし、企業・株主の取り分を増やす。

減税はトランプ大統領だけでなく共和党の好む政策であるだけに、ある程度の幅では実現するだろう。
一方で、共和党には財政面でのタカ派も多いから、減税幅が大きくならないとの見方もある。
問題はどの程度の期待が織り込み済みで、どの程度の減税までなら「期待外れ」として株安を誘うかだろう。

シーゲル教授は過去最高値をつけたNASDAQについても割高感はないという。

「私はNASDAQが割高とは考えていない。
テクノロジー・セクターの今年の利益に対するPERはS&P 500と同水準だ。
18-19倍のPERは低金利の環境を考えればとても合理的なものだ。

市場は、減税なしで今年の利益予想に対してPER18.5倍の水準にある。
長期金利が2-3%の環境でだ。」

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。 ここまででシーゲル教授の仮定する2つの想定が見えてきた:

  • 年内の法人減税
  • 企業収益に番狂わせはない
  • 長期金利が2-3%

こうした想定の実現性が米市場の先行きを占うのかもしれない。
やや慎重な様子を見せたとは言え、シーゲル教授は依然強気だ。

「株は割高じゃない。
依然として、株式は投資家が投資対象として検討すべき対象だ。」