ジェレミー・シーゲル:大統領が党にしたがうならまだ上がる

ジェレミー・シーゲル
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ウォートンの魔術師Jeremy Siegel教授が、ダウ平均22,000は容易に実現すると話している。
一方で、楽天家の教授が珍しくリスク要因についても語っている。

「もしもトランプ大統領が共和党の政策、つまり減税や規制緩和に従うなら、さらに10%の上昇も容易に起こりうる。」

CNBCキャスターが、ダウ平均22,000の見込みを質問したことに対するシーゲル教授の答だ。
ダウ平均は1月25日に20,000の大台に乗ったが、キャスターは21,000を飛び越して22,000の見込みを尋ねている。

ダウ平均はついに20,000の大台乗せ
ニューヨーク・ダウ平均

教授は、法人減税・規制緩和・配当減税・キャピタル・ゲイン減税が強力な株価上昇要因になると、どう考えても当たり前の根拠を述べた。
いずれも政治が恣意的に変えられることだからこそ、教授は「容易に」という言葉遣いを用いだのだ。

強気一本やりではいられない

日頃から楽観論で売っているシーゲル教授だが、さすがに現状の不透明感の中で手放しで楽観論を一人歩きさせるつもりはない。

「心配な点もたくさんある。
そうしたことが起こり、保護主義、通貨戦争、貿易戦争を進めるなら、状況はまったく違ってくる。」

シーゲル教授は、最大のリスクが貿易戦争だと明言している。
起こらないと予想はするが、「市場にとってのリスクであることを認識しなければならない」という。

(次ページ: リスク・シナリオの末路)