ゴールドマン:中国で金融危機の懸念

ゴールドマン・サックス

米ゴールドマン・サックスが、米国株の下落を予想しつつも、市場から退出しないよう勧めている。
また、中国で債務膨張が進んでいるとし、金融危機に発展する可能性が高いと警告した。

Goldman Sachs Private Wealth ManagementのCIO、Sharmin Mossavar-Rahmani氏がCNBCで富裕層向け投資推奨の内容を明かしている。
米国株にはまだ上昇余地が残っており、新たに買って入る時期ではないものの、売って出てしまうべき時期でもないという。
経済や投資環境には改善が見られ、株式投資を休むべき状況ではないからだ。
一方で、現時点のバリュエーションは疑いなく高いとし、下落を覚悟しておくことも大切だという。

「ここから5%の下落が起こる確率は100%。
10%の下落の可能性は60%超だ。」

一方、米経済・市場よりはるかに大きなリスクが中国で顕在化するかもしれないとMossavar-Rahmani氏は指摘する。
膨張を続ける中国内の債務が持続不可能になるかもしれないという。
同氏は信用対GDP比率に着目する。

「中国(の信用対GDP比率)は30で、(サブプライム/リーマン)危機直前の米国は12.4%。
米国は全力を尽くしても金融危機を回避できなかった。
中国が回避するとは考えにくい。」

Mossavar-Rahmani氏は今秋の中国共産党第19回党大会で、中国首脳の構造改革への本気度に注目すべきと話した。