グッゲンハイム:3%なら「終わりの始まり」に

Guggenheim Partnersが、米債券市場について方向転換とも思える発言をした。
米長期金利が3%にあるトレンド線を突き抜けるなら「終わりの始まり」になるという。

グッゲンハイムは、昨年2016年2月、米長期金利が1.75%前後の頃、年内に1%まで下がると予想していた。
Brexitで1.4%を割り込んだ後の8月の時点でも1%の予想を継続していた。
その後、米長期金利は上昇に転じ、7月が底だったとの見方が強まっている。

昨年の米長期金利
米長期金利

最近ビル・グロス氏は2.6%ジェフリー・ガンドラック氏は3%というしきい値を挙げ、これを切り上がれば米債券市場が弱気相場入りすると予想している。
仮にそうなるなら約35年ぶりの大転換になる。

米長期金利の長期推移
米長期金利の長期的推移

グッゲンハイムのScott Minerd氏がこの可能性についてBloombergで見解を求められている。
以前、債券の強気相場継続を予想していたグッゲンハイムから方向転換とも思える発言が出た。

「(もし長期金利が切り上がるなら)それは基本的に終わりの始まりだ。
こうした長期トレンドはそう速くは転換しない。
もしも3%を超えるようなら、不況・デフレが起こり金利が再び低下するだろう。」

と相場転換には一定の期間がかかる点を強調した。
米金利上昇の要因については、コモディティ価格が比較的安定している点を挙げ、インフレ要因より実質成長改善への期待の要因が強く効いているとコメントした。

Reutersによれば、米ゴールドマン・サックスは2017年末の米長期金利を3.0%(前回2.75%から引き上げ)と予想している。
「米国内外の経済が同社の予想どおりなら」
 ・2018年初に3.25%
 ・2019-20年に3.50-3.75%で安定
と予想している。