ガンドラック:AIによる投資は市場をクラッシュさせる

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新債券王ことDoubleline CapitalのJeffrey Gundlach氏が、投資のAI化について否定的な考えを示した。
また、アンチ・トランプが峠を超えたと、米市場のトレンド転換を匂わせる発言をした。

「ファイナンスの世界を機械が乗っ取るとは信じない。
(ロボ・アドバイザーは)お仕着せのサービスにすぎない。
みんなが同じポートフォリオになれば、みんなが同じ株を持つことになり、みんなが売却しようとした時クラッシュが起こってしまう。」

投資の世界でもAIが人間を代替するとの考えに対しガンドラック氏が否定的な意見を述べたとBloombergが伝えている。
それどころか、AIからの画一的な投資推奨を忠実に実行すれば、市場は不安定化すると警告している。
ただし、投資の世界でも機械化できることはまだ多く残っている。
人間が質の低い仕事しかしなければ、それが機械化の余地になる。
ガンドラック氏は、仕事を奪われないよう金融プロフェッショナルは一生懸命働かないといけないと釘を刺している。

誰よりも早くトランプ勝利を予想し的中させたガンドラック氏は、再び政治の潮目を感じ取ったようだ。

「アンチ・トランプのピークは去った。
彼は健在だ。
ヒラリー支持者が悲嘆に暮れる時がついにやってきた。」

これは重大な発言ではないか。
ガンドラック氏はトランプ勝利直後リフレ進展を予想し、それはトランプ・ラリーとして実現した。
12月に入るとトランプ・ラリーの終了を予想し、これも昨年末から現実のものとなった。
1月には7-8月にも大きなセンチメント悪化が起こりうると予想した。
4月にはリフレ・トレードの終了を宣言し、インフレ・金利ともに低下を予想し、金利はその後上昇に転じると語っている。
5月に入ると、夏場の米長期金利上昇と米国株市場の調整を予想した。

「アンチ・トランプのピーク」とは、この最後のトレンド転換を指しているのかもしれない。
トランプ大統領または議会共和党が混乱を収拾し仕事を再開すれば、再びリフレ・金利上昇に向かう可能性は高い。
そして、本番を迎える金利上昇は株式市場をオーバー・キルする可能性がある。

ガンドラック氏の他のコメントは次の通り:

  • AmazonのWhole Foods買収: 決して事業計画を実現できない。
  • ビットコイン: ゼロになるか百万ドルになるか。