ガンドラック:7-8月にも大きなセンチメント悪化が

Share

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏は、大きな変化が今年2017年中に起こる可能性が高いと示唆した。
金利が上昇するか、トランプ支持者が裏切られたと感じれば、センチメントは大きく悪化しうるという。

Barron’s主催の年初のラウンドテーブルで、ガンドラック氏は米金利が底を打ったと明言した。
ValueWalk報)

「未来の歴史書では、金利は2012年7月に底を打ち、2016年7月に二番底を打ったと書かれることだろう。」

そして、金利が上昇するに連れ、投資家は株式と債券を横に並べて選択することになるという。
そのタイミングこそ、ガンドラック氏がかねて口にした3%なのだ。

「短期的に債券は上昇しうるが、10年債利回りが3%を超えてしまえば、それは今年起こりうるが、株式のバリュエーションが議論の的となろう。」

どういう議論がなされるのか。
それは単純なPERによる比較だ。

「長期債(30年国債)が2%の時、PERは50倍だった。
それと比べれば、20倍だった株のPERは悪くなかった。
しかし、10年債利回りが3%になると、あるいは30年債利回りの4%になるとPERは25倍になる。」

もちろん、株式と債券のPERを単純に比較することに理論的意味はない。
それでも心理的なつかえにはなるかもしれない。
ガンドラック氏は、こうした市場の要因がトランプ政権の視界の悪さと相乗効果を及ぼしかねないことを懸念する。
トランプ・ラリーに熱狂している市場参加者自身が、いつか熱狂が反転しかねないことを認識している。
ガンドラック氏は、「センチメントがプラスからマイナスに変化すれば、私のキャリアで最大の変化になる」と語っている。
その変化を及ぼすには、トランプ支持者にほかならない。

「(トランプに投票した人たちは)賃金が上がり、米国が「再び偉大に」なりつつあると予想している。
何も変わらなかったら、7-8月までに何が起こるか。
それと金利上昇のタイミングを合わせると、全く異なる心理的環境がやってくる可能性がある。」