ガンドラック:長期金利3%超ならジャンク債はブラック・ホールへ

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏が、米長期金利の上昇に懸念を示した。
来年長期金利が3%を超えるようなら、ジャンク債は急落し、他の資産市場にも悪影響が及ぶという。

ガンドラック氏は米大統領選直後、米長期金利が2.35%を超えて上昇すれば大きな問題に発展しかねないと危惧していた。
心配どおり、米長期金利は2.5%に届く勢いだ。

ガンドラック氏は月例のWebcastで、今度は3%というしきい値を挙げ心配を語ったとReutersが伝えている。

「3%を超えれば問題だ。
もしも10年債利回りが3%を超えれば、明確に債券の強気相場が終わったと宣言することになる。
・・・
来年もし3%を超えれば、ハイ・イールド債(ジャンク債)は『流動性枯渇のブラック・ホール』へと落ち込む。」

ハイ・イールド債がリスク資産市場の先行指標であることは有名だ。
仮にハイ・イールド債が大崩れするなら、株式や住宅市場への波及も心配されよう。

ガンドラック氏は、かなり早い段階からトランプ勝利とその後の株高を予想していた。
それが現実になると、トランポノミクスが金利を押し上げ、今後5年ほどで米長期金利が6%に上昇するとの予想を語っている。
13日のWebcastでも、あらためてトランポノミクスによる株高・債券安、4-5年での長期金利6%を予想したという。

ガンドラック氏は、こうした長期的な上昇基調を予想するものの、短期的な投資のチャンスについては可能性を認めている。
押し目を拾うことはありうるのだという。

「今なら買ってもいいだろう。
(債券)市場への嫌気は少なくなっている。」

一方で、上昇を続ける米国株については、1月20日の新大統領就任前までに、魔法が解けて下落に転じると予想。
「強さがかなり定着した」ドル相場についてはその少し前に軟化するだろうとした。