ガンドラック:計画的にリスク・オフを

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新債券王ことDoubleline CapitalのJeffrey Gundlach氏が、金利上昇・株価調整を予想した。
投資家にリスク・オフを推奨したほか、S&P 500プットの買いが有望な投資戦略であることを説明した。


Jeffrey Gundlach: Yields are going to break out to the upside from CNBC.

「今日の銅/金価格比は年初来最高、過去12か月で最高だ。
銅/金比が上昇する場合、何かインフレ的な要素が存在することを強く示唆している。
・・・
利回りが上に突き抜けることを示唆していると考えている。」

ガンドラック氏はCNBCで、最近重用している銅/金価格比を用いて米金利上昇を予想した。
金利上昇は資産価格をある程度下落させると考えており、強気相場が続いているうちにエクスポージャーを減らすべきと説く。

「計画的にリスク・オフを進めておくべきだ。
調整が6-9か月に及ぶとしても、あきらめることはない。」

ガンドラック氏は暴落のようなものを予想しているのではない。
あくまで調整を予想しているのだ。

金利上昇はボラティリティを上昇させる

金利上昇がもたらす変化としてガンドラック氏が予想するのは株安だけではない。
現在不気味なほど低位にある市場のボラティリティについても上昇も予想している。


Jeffrey Gundlach: I bought S&P puts from CNBC.

「12月期限のS&P 500プットを買ったとしよう。
S&Pが期限までにたった3%下がっただけでブレークイーブンになり、(それ以上下がれば)大金が儲かる。
必要なのはたった3%の調整だ。」

ガンドラック氏は同プットを最近買ったと報じられている。
市場のボラティリティがあまりにも低いため、オプション・プレミアムが極めて安いのだ。
一方で株は調整すると予想しているから、安い投資で大きなリターンが見込めるともくろんでいる。

(次ページ: 米独長期金利差が語るもの)