エラリアン:New Normalの終焉

独Allianz首席経済アドバイザーMohamed El-Erian氏が、中央銀行とNew Normalの時代の終わりを告げた。
主役は政治に移ると言い、成否いかんでは資産価格は見直しを迫られるという。

「FRBは今後も市場を後追いするのではなく先導するはずだ。
それを邪魔するとすれば、重大な(経済)減速だけだ。」

ECBについては、12月に量的緩和を停止すると約束している分、困難な舵取りになるという。
今後は、各国中央銀行にとって難しく興味深い時期になると語った。
エラリアン氏は、中央銀行が政府の財政政策・構造改革の後押しを受けるべき転換点にあるといい、それが実現しない場合のリスクについても話している。

「この転換が行われないと、いくつか問題が起こる。
中央銀行が金融市場のボラティリティを抑止し経済成長を促進する力を失う。
政治体制がより複雑になり、経済が政治の影響をより強く受けるようになる。
そして、現状の経済的・政治的背景から考えて、今のバリュエーションが適正か問い直すことになろう。」

PIMCOのCEO時代New Normalを提唱したことでも知られるエラリアン氏。
この番組の中で、New Normalに終わりがやってきたと語った。
「それ自体の矛盾」が終焉に導いたのだという。

「いいニュースだとすれば、経済成長が政策主導で回復を遂げ、企業収益が改善すること。
そうでなければ、逆方向に向かう。」

政策を主導すべきなのはいうまでもなくトランプ政権と議会だ。
エラリアン氏は政権・議会に2-3年の時間を与えている。
これほど長い時間待てるのは、市場にキャッシュが溢れているからだ。

「キャッシュがある限り、市場の反応を制限できる。
しかし、いつかキャッシュが尽きる時が来る。」