エラリアン:2017年は最低3回の利上げへ

独Allianz首席経済アドバイザーMohamed El-Erian氏が、2017年の米利上げ加速を予想した。
経済の安定感が増し財政政策も期待される中、FRBは「戦略的」に金融政策正常化を進めるだろうという。

これまでFRBは、金融政策正常化のステップについて、ことごとく下方修正を迫られてきた。
昨年2015年末には、今年2016年に4度の利上げをもくろんでいたが、結果は今月の1回のみに終わった。
冷めた市場は、こうした下方修正の連続を見透かしてきた。

米国のゼロ金利も8年が過ぎた

青:実効FF金利赤:CPI(前年同月比)

「この数年間で初めて、市場はFRB利上げを過小評価している。
経済政策においてFRBが孤軍奮闘を強いられる状態は終わった。」

エラリアン氏は、今後はFRBが市場予想の先を行く展開になるだろうとCNBCで語っている。
FRBの2017年の利上げ予想についても、「もしも3回でないなら、3回は最小値(実際は4回以上になる)ということ」と述べた。
エラリアン氏がこう語るほど、米経済には改善の定着が見られる。
2つの要因:

  • FRBは経済全体の状態に満足していること
  • 財政拡大が予想されること

から、FRBは毎月のデータに振り回されることなく「戦略的にふるまう」ようになるのだという。
FRBは長く続きすぎた人為的な金利をなんとか正常化したいと考えているとエラリアン氏は解説した。

もはやインフレだけでゼロ金利を正当化するのは難しい