エラリアン:雇用統計が利上げの背中を押す

独Allianz首席経済アドバイザーMohamed El-Erian氏が、12月の米雇用統計を受けて年3回の利上げを予想した。
シクリカルには経済・雇用が改善しているとしたものの、長期的には構造改革が必要と注文をつけている。

6日発表の12月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が156千人増とまずまずだったものの、市場予想には届かなかった。
失業率は4.7%と前月比0.1%ポイント増の微増だった。
一方、平均時給は前月比0.4%増、前年同月比2.9%増と米経済が依然完全雇用に近いことを示唆している。
にもかかわらず、エラリアン氏は不満足そうに、Bloombergで慎重な分析を語っている。

「米労働市場は周期的には強さを示しているが、構造的にはいまだ問題を抱えている。
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構造的には、雇用:人口、労働参加率のいずれで見ても、まだまだだ。」

と語り、経済安定化政策だけでなく構造改革が必要との見方を示した。
具体的には、インフラ、税制改革、適切な規制緩和を挙げた。
さらに長期的な要素として、労働者のスキル向上・再戦略化など、人的資本の整備を並行しなければならないとした。

金融政策については、雇用統計の数字がFRBの背中を押すと解釈している。

「雇用統計は今年少なくとも3回の利上げを示唆している。
短期的な経済統計に依存する体制から、より戦略的な体制へと移行すべき時だ。
特に、財政政策が実施されつつある場合はそうだ。」