エラリアン:もっとタカ派的になると思っていた

Share

独Allianz首席経済アドバイザーMohamed El-Erian氏が、昨日のイエレン議長発言についてコメントした。
タカ派のエラリアン氏からすれば、議長のスタンスはハト派的すぎたようだ。

ジャネット・イエレンFRB議長は18日の講演で、今後の利上げペースについて言及した。
議長によれば、FOMCメンバーは2019年までの間、毎年数回のペースでの利上げを予想している。
結果、金利は持続可能な3%程度に近づくという。
すでに米経済が完全雇用に近く、物価目標も達成されつつある中、「緩やかな金融政策による支持レベルの引き下げ」をどう見るべきか。

エラリアン氏はBloombergでイエレン議長発言について「思ったよりハト派的だった」と語った。

「議長は、FRBの物価上昇を含む目標は達成されつつあると言った。
しかし、政策の話になると後退している。
議長は構造的な経済に対する逆風を認めているが、過度な金融政策への依存の非効率については言及していない。」

現状認識に従うならもっとタカ派的な発言になるべきとの指摘だ。
今は、金融政策から財政政策への重心移動には最高のタイミングであるはずだ。

「もっとタカ派的で、政策についてシグナルを出し、データ依存を減らし戦略本位にすると思っていた。
議長はそうしなかった。」

エラリアン氏は、イエレン議長が言及した3%という数字についてもコメントしている。
New Normalや趨勢的停滞論が語られる今、3%の短期政策金利を持続可能と言えるだろうか。

「議長は中立金利として3%の数字を示唆したが、これは思うより大きいと感じる人がいるはずだ。
昨日の市場の動きは行きすぎだ。」