【短信】BNPパリバ:シェール産業との取引から撤退

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仏金融大手BNPパリバが再生可能エネルギーへの転換を後押しすると発表した。
一方で、シェール産業との取引から撤退するというから見過ごせない。

BNPパリバ・グループは、シェールまたはタール・サンドからの石油・ガスの開発・生産・流通・販売・トレーディングを主たる事業とする企業との取引を今後行わない。
また、主にシェールまたはタール・サンドの輸送・輸出に携わるプロジェクトへの資金供与を終了する。
当グループは、北極圏での石油・ガスの開発・生産プロジェクトへの資金供与を行わない。

BNPパリバのプレス・リリースには明確な意思が読み取れる。
同社は先に石炭産業・石炭火力発電との取引撤退も決定済み。
環境破壊につながりかねないエネルギー開発への関与をやめ、低炭素社会実現に寄与する産業・企業への支援を強めていくという。
こうしたプロジェクトへの資金提供として2020年までに150億ユーロの目標を掲げている。

今回の動きはシェール産業のビジネス・サイドからの判断ではなく、地球環境の視点からの決定だ。
幸い米金融市場は流動性で溢れかえっている。
だから、これが米シェール産業に及ぼす影響は小さいだろう。
しかし、もしもの時の大きな資金源が一つ減ったのだけは確かだろう。