【短信】バーナンキ:トップ・ダウンへの偏りがポピュリズムを生んだ

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ベン・バーナンキ前FRB議長が、世界で吹き荒れるポピュリズムの嵐についてエコノミストとしての反省を述べている。
全体のパイへの注目に偏りがちだった政策策定を反省する内容だ。

「長年にわたってエコノミストが景気調整の問題に対して不注意だったこと、ボトム・アップよりトップ・ダウン政策に偏りがちだったことにより、エコノミストへの信頼が傷ついてきた。」

CNBCがバーナンキ氏の挨拶原稿を入手し伝えている。
同氏は、世界で続くポピュリスト台頭の背景について、政策決定者の側の配慮不足があると考えている。

「過去数十年の政策決定者は格差拡大への対応が鈍かったり、あるいは認識さえしていなかった。
見落とした過ちが選挙民の反感に油を注いだ。」

バーナンキ氏は、エコノミストの責任を問うている。
エコノミストは効果的な政策作りの手助けをする専門性を有するとして、できる限りの貢献をする責任を負っていると話した。

米経済の状況については景気拡大には「まだ続く余地があるようだ」とした。